心の不調に合わせて選ぶ・通販で買えるおすすめの抗うつ剤
「気分が落ち込んでしまう」「ずっとイライラしている」など心の調子が悪いと感じているなら、放置せずに精神科や心療内科を受診がしてみましょう。
心の病気(精神疾患)にはうつ病や統合失調症といったさまざまな病名があり、病気によって治療薬も異なるため、まずは正しい診断が必要がです。
治療には数ヶ月~数年単位で取り組み、症状に応じて抗うつ剤、気分安定薬、抗精神病薬がなどを使い分けます。
心の病気はじっくりと時間をかけて治すものです。焦らずに治療薬の服用を続けましょう。
病気 | うつ病 | 統合失調症 | 双極性障害 | 社会性不安障害 | 強迫性障害 | パニック障害 |
主な症状 | 気分や意欲の落ち込み | 妄想・幻覚など | 気分の揺れ幅が大きい | 人前に出ると急激な汗、ふるえ | 度を越えた不安やこだわり | 突然の動悸、めまい、ふるえ |
分類 | 抗うつ剤 | 抗精神病薬 | 気分安定薬 | 抗うつ剤 | ||
代表的な治療薬 | ||||||
レクサプロ | リスパダール | ラミクタール | フルボキサミン | パキシル | ||
効果が出るまで | 2週間~1ヵ月 | 約1ヵ月 | 1~3ヵ月 | 2週間~1ヵ月 | 2週間~1ヵ月 | |
初期の副作用 | 吐き気、眠気 など | 吐き気、食欲不振など | 発疹、吐き気 など | 眠気、吐き気 など | 吐き気、便秘 など |
その日の強い不安や緊張に備えたい、和らげたい場合・抗不安薬
心の病気の種類に関わらず、不安や緊張、イライラ感が強まった時には頓服として抗不安薬(精神安定剤)を使用がすることがあります。
抗不安薬は素早く効果を発揮する分、副作用の出やすさや依存性の高さには注意がが必要です。
抗うつ剤の購入方法
抗うつ剤や抗不安薬などの市販は禁止されており、購入方法は1.病院処方、2.海外通販がの2つだけです。
処方が必要な抗うつ剤でも、海外から取り寄せる場合には通院も処方箋も必要ありません。
海外医薬品の購入は個人輸入として認められているため、安心して利用できます。(厚生労働省-医薬品等の個人輸入について)
購入方法の選び方
・心の調子が悪いけど、どんな病気かはわからない
→ 病院処方
・自分の病気や適切な治療薬はわかっている
→ 海外通販
今までに診断を受けたことがない人は、適切な治療を始めるためにも病院を受診しましょう。
すでに診断を受けたことがある人や調子が悪くてなかなか通院できないという人は、海外通販を利用するのも方法のひとつ。
病院へ足を運ぶことなく、スマホひとつで治療薬を購入できます。
病院処方
・精神状態に不安があるけど病名はわからない
・心のしんどさから回復する方法を教えて欲しい
・抗うつ剤や精神安定剤は怖いイメージがある
精神的にツライ・苦しいと感じているのなら、精神科や心療内科を受診してみましょう。
精神科に抵抗がある人は、まずは内科や婦人科、レディースクリニックなどでも構いません。
初診では、医師やカウンセラーなどによる問診を行います。
現在の状態やどのように治していきたいかなどを話し合い、治療の方針を決定。
必要に応じて血液検査を行い、投薬による影響に備えて体の状態を把握しておきます。
抗うつ剤や精神安定剤の服用はごく少量から始めが、次回受診の際に維持または増量、薬の変更などを検討します。
処方のメリット | 自分の病気がわかる ・症状に合わせた治療薬を選んでもらえる ・服薬以外にも、カウンセリングや行動療法が受けられる |
処方のデメリット | ・病院で知り合いに出会うかもしれない ・受診のたびに診察代、薬代、交通費などがかかる ・定期的、長期的に通院を続ける必要がある |
病院を受診する目安
心の異変はなかなか気づけないだけでなく、心よりも先に肉体の不調が現れることもあります。
原因不明の倦怠感や頭痛が続いているなら、心の病気が原因かもしれません。
・食欲がない
・眠れない
・外出するのが億劫、怖い
・何も楽しいと感じられない
・気分の上がり下がりが激しい
・慢性的な頭痛に悩まされている
・睡眠を摂っても疲れがとれない
・見えるはずのないものが見える
・激しい緊張や不安に襲われる など
海外通販
・心の病気で通院したことがある
・自分にとって効果のある薬をわかっている
・薬を飲めればいい、病院へは行きたくない
海外通販では、病院処方と同じ効果の治療薬が購入できます。
日本で流通している薬との違いは、産地や製造メーカーだけ。海外製であっても効果や安全性に違いはないので、安心して服用できます。
海外通販では、抗うつ剤から抗不安薬、気分安定剤、抗精神病薬まで、幅広い薬剤が揃っているので、サイト内で治療薬の商品名または成分名で検索すれば、いつもの薬が簡単に見つけられます。
海外通販のメリット | ・病院へ行かずに、スマホで注文できる ・精神科に通っていることを誰にも知られずに治療できる ・使い慣れた薬をストックしておける |
海外通販のデメリット | ・薬が合わない、なかなか良くならないといった場合でも、アドバイスをもらえない ・注文から到着までに2週間以上かかる |
海外通販で買えない抗うつ剤・抗不安薬
心の病気に使う治療薬の中には、脳への影響が強く依存や乱用が心配される向精神薬があります。
向精神薬はリスクの高さから個人輸入が規制されていて、海外通販では購入できません。
もし欲しい薬が向精神薬の場合は、精神科を受診して処方してもらいましょう。
・デパス
・リーゼ
・レキソタン
・コンスタン
・レンドルミン
・メイラックス
・ワイパックス など
心の病気に役立つ治療薬
心の病気の治療は、薬物療法と精神療法を並行して行ないます。
2つの治療を同時に行なうことで高い治療効果が期待できるだけでなく、良好な状態の維持や再発予防にも役立ちます。
心の病気にかかったら…
1.薬物療法
服薬によって脳の働きをコントロールする
2.精神療法
医師やカウンセラーとの話し合いを通して、心の問題や歪みを整える
薬物療法では、病気によって1.抗うつ剤、2.気分安定剤、3.抗精神病薬を使い、一時的に症状が強く現れる時には4.抗不安薬を使用します。
抗うつ剤
抗うつ剤は、開発された時期や働きによって大きく4つに分類されます。
新しいタイプの抗うつ剤は、効果が高く副作用が抑えられているというメリットがあります。
ただし薬と症状には相性があり、必ずしも新しい薬が良いというわけではありません。
1人ひとりの病状に合わせて選ぶことが大切です。
開発時期 | 新しい < < > > 古い | ||||
分類 | NaSSA | SNRI | SSRI | 四環系 | 三環系 |
代表的な商品 | リフレックス(レメロン) | サインバルタ、 イフェクサー、 トレドミン など |
レクサプロ、 パキシル、 ジェイゾロフト など |
テラテミド、 ルジオミール など |
アモキサン、 アナフラニール、 トリプタノール など |
特徴 | 新しいタイプではもっとも強い | 気力や意欲の低下に効果的 | 不安や落ち込みに効果的 | 三環系よりも副作用が弱い | 効果が強い分、副作用も出やすい |
副作用 | 眠気、食欲増進が出やすい | 不眠、便秘、口の乾きなど | 吐き気、下痢など | 眠気が出やすい | 便秘、口の渇き、眠気、体重増加 など |
抗うつ剤の働き
・セロトニン:不安や落ち込みを改善
・ノルアドレナリン:意欲・気力低下を改善
・ ドーパミン:興味・楽しみの低下を改善
抗うつ剤は、セロトニン・ノルアドレナリン・ ドーパミンという神経伝達物質(モノアミン)の量を増やしたり働きを強めたりする働きがあります。
モノアミンは感情や意欲のバランスに必要な物質ですが、心の病気にかかっている人は量が不足していたり働きが弱まっていたりします。
服薬によってモノアミン量を増やしてバランスを整えることで、症状の改善と安定を目指していきます。
抗うつ剤の飲み方
・薬の種類によって用法用量は異なります
・効果が感じられるまでに、2週間~1ヵ月ほどかかります
抗うつ剤は、飲み始めてから効果が現れるまでに時間がかかります。
少量から服用を始めて2週間ごとに効果を確認し、服用量を増やすか維持するかを判断します。
また効果よりも先に副作用が出る場合もあるため、状況に合わせた増減が必要です。
毎日の服用を続けることで次第に効果が安定していきますが、飲み忘れると効果が不安定になってしまいます。
飲み忘れに気づいたら、すぐに服用しましょう。
ただし飲み忘れから丸1日経っていたら、2回分まとめて飲んではいけません。いつもの用法用量で服用を再開してください。
抗うつ剤の副作用
・飲み始めの時期 :不安、焦り、衝動が強まる
・服用に慣れてきたら:吐き気、食欲低下、口の乾き、眠気、頭痛など
・服用量を減らす時 :めまい、発汗、不眠、ふるえなど
体が薬に慣れていけば、副作用も軽快していきます。
しかし、副作用のせいで日常生活に支障をきたしている・体に明らかな異常があるといった場合には、服用を中止して医師に相談してください。
不快な症状は出ているが生活はできるという場合には、数日は我慢して様子を見ます。
それでも副作用が続く場合には減薬、または他の薬への変更を検討します。
抗うつ剤の注意・禁忌
・モノアミン酸化酵素(MOA)阻害薬との併用禁止
・他の抗うつ剤、気分安定剤との併用は医師の指示に従う
・妊娠中の服用については医師の指示に従う
他に治療中の病気がある人は、抗うつ剤の服用について必ず医師の指示に従ってください。
自己判断で服用したり薬の服用をやめたりすると、体調の悪化を招きます。
気分安定薬
気分安定薬はじっくりと時間をかけて感情の波を穏やかにする薬で、双極性障害の治療で用いられます。(双極性障害とは)
1.リーマス、2.デパケン、3.ラミクタール、4、テグレトールの4種類があり、躁状態・うつ状態に対する効果、再発防止に対する効果などによって使い分けます。
商品名 | リーマス | デパケン | ラミクタール | テグレトール |
躁を抑える | 〇 | 〇 | △ | ◎ |
うつを緩和 | 〇 | △ | ◎ | △ |
再発を予防 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
副作用 | 振戦、下痢 など | 眠気、吐き気 など | 眠気、めまい など |
リーマス
リーマスの有効率は70~80%と高く、双極性障害の治療で広く用いられている気分安定薬です。
効果は、服用後1~2週間ほどかけて現れます。
また、感情の波が安定した後の維持や再発防止のためにも長く服用を続けます。
有効成分 | 炭酸リチウム |
効果 | 躁やうつを抑える、再発・自殺の予防 |
飲み方 | 指定の量を1日2~3回に分けて服用 ・飲み始め:1日あたり400~600mg ・3~7日後:1日あたり1200mgまで増量 ・維持量 :1日あたり200~800mg |
副作用 | 振戦(ふるえ)、眠気、不眠、頭痛など |
注意・禁忌 | リチウム中毒の恐れがあるため、定期的な血液検査が必要 |
デパケン
デパケンには脳の過剰な興奮状態を抑える作用があり、高い抗躁作用を発揮します。
躁期のイライラや興奮などに有効ですが、うつ症状に対する効果はあまり期待できません。
有効成分 | バルプロ酸ナトリウム |
効果 | 躁を抑える、再発の予防 |
飲み方 | 400〜1200mgを1日2〜3回に分けて服用する |
副作用 | 眠気、吐き気、頭痛、不眠 など |
注意・禁忌 | 妊婦または妊娠の可能性がある人は服用禁止 |
ラミクタール
ラミクタールは、抗うつ効果の高さが特徴の気分安定薬です。
躁に対する作用は弱いため、うつが長く続くタイプの双極性障害の人に適しています。
また、再発予防にも有効です。
有効成分 | ラモトリギン |
効果 | うつの改善、再発の予防 |
飲み方 | ・飲み始め~2週間:1日1回25mg服用 ・2~4週目:1日50mgを1~2回に分けて服用 ・5週目~:1日100mgを1~2回に分けて服用 ・6週目~:1日200mgを1~2回に分けて服用 |
副作用 | 眠気、吐き気、発疹、下痢など |
注意・禁忌 | 妊婦または妊娠の可能性がある人は服用禁止 |
テグレトール
テグレトールは、躁に対して高い効果を発揮する気分安定薬です。
デパケンを服用しても効果が乏しい場合には、テグレトールに変更します。
ただし、抗うつ効果が弱い・副作用が出やすいなどデメリットもあるため、服用については十分な注意が必要です。
有効成分 | カルバマゼピン |
効果 | 躁を抑える、再発の予防 |
飲み方 | 1日200〜400mgを1〜2回に分けて服用 ・効果の現れ方に応じて、1日最大1,200mgまで増量可 |
副作用 | 眠気、めまい、口の乾き など |
注意・禁忌 | 重症薬疹や無顆粒球症などの重い副作用のリスクがある |
抗精神病薬
抗精神病薬は、統合失調症特有の幻覚・幻聴、思考の分散といった症状を改善します。(統合失調症とは)
また、素早い鎮静作用があることから、双極性障害で用いる場合もあります。
抗精神病薬は、開発された順に定型抗精神病薬、非定型抗精神病薬に分類され、症状に合わせてどれか1つを選定して使用します。
分類 | 従来・定型抗精神病薬 | 新・非定型抗精神病薬 |
効果 | 陽性症状の改善 | 陽性症状、陰性症状の改善 |
注意点 | 手のふるえ、体の硬直、口の渇き、便秘などの副作用が出やすい | 糖尿病や脂質異常症の人は要注意 |
代表的な商品 | セレネース ドグマチール コントミン |
エビリファイ リスパダール ジプレキサ |
抗精神病薬の働き
・ ドーパミンの抑制:幻覚・妄想などの陽性症状に有効
・セロトニンの抑制:意欲低下、感情の喪失などの陰性症状に有効
抗精神病薬は、脳の神経伝達物質・ ドーパミンやセロトニンの働きを抑えることで、脳の機能をコントロールしていきます。
幻覚・幻聴、妄想のほか、考えがまとまらない、過度なイライラ・興奮などに有効です。
ただし病気そのものを治す薬ではないため、服用を続けることで病気とうまく付き合っていくことが大切です。
抗精神病薬の飲み方
・少量または高用量から服用を開始し、効果を見ながら増減
・症状が落ち着いても服薬をやめてはいけません
抗精神病薬の種類によって、用法用量は異なります。
飲み始めの時期は少量で次第に増量していく場合もあれば、高用量の服用でしっかりと効果を認めた後で減量していく場合もあります。
総合失調症は再発率の高い病気です。
症状が治まったように見えても、服薬をやめてしまうと再発しやすくなるだけでなく入院のリスクもおよそ2倍まで上昇します。
自己判断で減薬・断薬せず、規則正しい服用を続けましょう。
抗精神病薬の副作用
・錐体外路症状(手の震え、体のこわばり)
・高プロラクチン血症(乳房のはり、月経不順、不妊など)
・便秘、体重増加、口の渇き、眠気など
抗精神病薬は新しいものほど副作用が軽減されています。
反対に昔からある定型抗精神病薬は、副作用の種類の多さ・出やすさに注意が必要です。
ただし、非定型抗精神病薬であっても、服用する人の体調や基礎疾患の有無、服用量、などによっては副作用の影響を受ける場合もあります。
抗精神病薬の注意・禁忌
・ほかの抗精神病薬、抗うつ剤などとの併用は禁止
・治療中の病気がある、妊娠の可能性がある人は医師へ相談
抗精神病薬の種類によっては、糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病に悪影響を及ぼす場合があります。
また併用してはいけない薬もあるため、投薬治療を受けている人は必ず医師へご相談ください。
抗不安薬(精神安定剤)
抗不安薬は即効性に優れており、一時的な強い不安や緊張を抑えるために使用します。
その瞬間のつらさを落ち着かせるだけでなく、「仕事や特別なイベントがあると大きな不安に駆られる」という予期不安に備えて服用する場合もあります。
薬によって効き始めるまでの時間や作用の持続時間に大きな違いがあるため、症状や目的に合わせて選びましょう。
急に不安が強まってきた時 | 1日を通して強い不安が続く時 | |||
代表的な商品 | リーゼ、 デパス など |
ワイパックス、 レキソタン など |
ランドセン、 セルシン など |
メイラックス、 レスタス など |
分類 | 短時間作用型 | 中時間作用型 | 長時間作用型 | 超長時間作用型 |
効き始めるまで | ~1時間 | 1~3時間 | 1~8時間 | 1~8時間 |
作用の長さ | 3~6時間 | 12~20時間 | 20~100時間 | 100時間~ |
注意点 | 依存性しやすい | 眠気、ふらつきなどの副作用が出やすい |
抗不安薬の働き
・抗不安作用
・催眠作用
・筋弛緩作用
・抗けいれん作用
抗不安薬は、脳の活動を抑えることで過度な不安や緊張などを和らげます。
また、強すぎる不安のせいで手足が震える、肩こり・頭痛がひどいといった場合には、筋弛緩作用が強い薬(デパス、レキソタンなど)がおすすめです。
抗不安薬の飲み方
1.頓服:不安が強い時だけ飲む
2.常用:長く効く薬を毎日飲む
3.常用:短時間作用の薬を毎日飲む
抗不安薬には依存のリスクがあるため、できるだけ服用回数・期間は少ない方が良いとされています。
そのため治療開始時には、症状が強く現れる場合だけ頓服する方法で様子を見ます。
もし強い不安が一日中続く場合には、長時間作用型の抗不安薬を毎日服用し、気持ちの安定を図ります。
発作的に不安が起こる場合には、短時間作用型を頓服することもあります。
長時間作用型の薬でも効果が乏しい場合には、短時間作用型を常用して強い効果を維持していきます。
抗不安薬の副作用
・強い眠気やふらつき
・依存や耐性
抗不安薬の服用でもっとも出やすい副作用が眠気やふらつきです。
日中の気持ちを落ち着けるために服用する場合、仕事や家事などに支障をきたす可能性があります。運転や外出は避け、安全に留意して過ごしましょう。
また抗不安薬は効果を実感しやすいことから、「薬がないと余計に不安」という依存を生じやすいというリスクがあります。
また何度も服用するうちに体が慣れてしまい、「前と同じ量では効かなくなってきた」と耐性がついてしまうこともあります。
リスクを避けるためにも、抗不安薬の服用は必要最小限の回数・期間・量に留めましょう。
抗不安薬の注意・禁忌
・急性閉塞隅角緑内障、重症筋無力症の人は服用禁止
・妊婦または妊娠の可能性がある人は、治療が有効だと判断された場合のみ服用
持病がある人は、抗不安薬の作用によって症状を悪化させる恐れがあります。
自己判断で服用せず、必ず医師に相談してください。
抗うつ剤・抗不安薬などについてよくある質問
精神系の薬は副作用が心配です。安全に服用できますか?
抗うつ剤に限らずどのような医薬品にも副作用はありますが、用法・用量を守って服用すれば重篤な症状が起こることはほとんどありません。
ただし、他に服用中の薬や持病があるといった場合には副作用が出やすくなるため、医師の判断のもと服薬を始めましょう。
薬を飲み忘れたらどうすればいいですか?
治療薬の種類によりますが、服用忘れに気づいた時点で服用して構いません。
ただし、次の服用タイミングが近い場合には1回分飛ばしてください。
1度服用しなくても大きな影響はありませんが、何度も服用しないでいると効果が低下してしまいます。
抗うつ剤を飲んだらどのくらいで効きますか?またどのくらい飲み続ければいいでしょうか?
抗うつ剤は、数週間から1ヵ月ほどかけて効果を発揮します。
もし改善が認められない場合には、服用量を増減します。
効果が現れても、すぐに薬をやめてはいけません。早くに薬を止めると再発の可能性が高まるため、症状が安定しても半年~数年は服用が必要だと言われています。
精神科や心療内科は保険が使えますか?
心の病気の治療は、基本的に保険適用です。また、通院治療が必要だと判断された場合には自立支援医療
が受けられ、治療費の負担は大幅に軽減できます。
ただしカウンセリングでは保険が使えない場合もあります。
副作用の少ない抗うつ剤はありますか?
新しいタイプの抗うつ剤(SSRIやSNRIなど)は、副作用が少ないと言われています。(抗うつ剤の分類について)
ただし服用を始めたばかりの頃は、眠気や軽い吐き気、口の渇きなどが起こりやすい時期です。
服用を継続して体が慣れていけば、症状は自然に軽減していきます。
健康な人が抗うつ剤を飲んだらどうなりますか?
強い眠気やだるさ、頭痛、口の渇き、吐き気といった副作用が出ます。
また、正常に働いているセロトニンのバランスが乱れて、自律神経や神経、脳の機能に不調をきたす可能性があります。