不眠のタイプで選ぶ・通販で買えるおすすめの睡眠薬
「疲れているのになかなか眠れない」「夜中にしょっちゅう起きてしまう」など、うまく寝られないせいでツライ思いをしているなら、睡眠薬の力を借りましょう。
睡眠薬は副作用が怖いという人がいるかもしれませんが、正しく服用すれば依存したり重い症状が出たりすることはありません。
ただ、睡眠薬ならどれでも効くというわけではなく、不眠の症状や目的に適した商品を選ぶことが快眠のカギ。
安定した眠りを最優先にして、自分の目的に合った商品を試してみましょう。
タイプ | 寝つきを良くしたい | 夜中に目が覚めやすい | 深くグッスリ眠りたい | 眠りたいけど副作用が気になる | うまく眠れない夜が時々ある |
商品 | |||||
ハイプロン | ハイプナイト | ベルソムラ | ロゼレム | ドリエル | |
作用の強さ | 中 | 中 | 中 | 低 | 低 |
主な副作用 | 一時的な物忘れ | 苦み | 翌朝の眠気 | 翌朝の眠気 | 口の渇き |
睡眠薬を選ぶ際の大事なポイント
・睡眠薬は種類によって効き方が違う!
・自分の不眠タイプを知れば、効く睡眠薬がわかる!
寝つきを良くしたい人におすすめの睡眠薬
おすすめ度 | NO.1 | NO.2 | NO.3 |
商品 | |||
ハイプロン | ハイプナイト | ソクナイト | |
1回あたりの価格 | 約47円 | 約70円 | 約80円 |
効き始めるまでの時間 | 服用15~30分 | 30分~1時間 | 30分~1時間 |
副作用のリスク | 中 | 中 | 中 |
寝つきの悪さを改善したいという人には、入眠効果の高い睡眠薬がおすすめです。
即効性が高く、眠れたという実感を得やすいのが最大の特徴。
また、作用時間が長くないので翌朝に眠気を引きずることがなく、スッキリ起きられるというメリットもあります。
夜中に目が覚めやすい人におすすめの睡眠薬
おすすめ度 | NO.1 | NO.2 | NO.3 |
商品 | |||
ハイプナイト | バスピン | ベルソムラ | |
1回あたりの価格 | 約70円 | 約27円 | 約247円 |
作用の持続時間 | 約5時間 | 5~6時間 | 約10時間 |
作用の強さ | 強 | 強 | 中 |
副作用のリスク | 中 | 中 | 低 |
睡眠中に目が覚めやすい人は、一定の睡眠時間を確保できる睡眠薬がおすすめです。
作用時間が5~6時間ほどの睡眠薬でも、すぐに目が覚めるというわけではありません。
睡眠効果は少しずつ弱まっていくため、体は徐々に覚醒モードに切り替わっていきます。
深くグッスリ眠りたい人におすすめの睡眠薬
おすすめ度 | NO.1 | NO.2 | NO.3 |
商品 | |||
ベルソムラ | ロゼレム | バスピン | |
1回あたりの価格 | 約247円 | 約346円 | 約27円 |
特徴 | 脳の覚醒物質を抑えて、生理的な眠気を強める | 睡眠ホルモン・メラトニンの働きを助ける | 入眠作用のほか、不安や緊張の緩和にも有効 |
副作用のリスク | 低 | 低 | 中 |
寝ているはずなのに熟睡感がないという人は、睡眠の質を高める睡眠薬がおすすめです。
睡眠や覚醒に関わる脳内物質に作用し、深い眠りを維持しやすくします。
また、熟睡できない人は心の状態が不安定な場合が多いため、メンタルケアにも有効なバスピンが適していることもあります。
うまく眠れない夜が時々ある人におすすめの商品
眠れないことが時々あるという人は、睡眠改善薬を試してみましょう。
睡眠改善薬は一時的な不眠症状の改善を目的に作られており、自己判断でも安全に服用できるという特徴があります。
安全性を優先に作られているため効果の感じ方は個人差が大きく、あまり効かないというケースもあります。
眠れるようになりたいけど副作用が気になる人におすすめ
おすすめ度 | NO.1 | NO.2 | NO.3 |
商品 | |||
ロゼレム | ベルソムラ | メラトニン | |
1回あたりの価格 | 約346円~約247円~ | 約247円~ | 約69円~ |
働き | 睡眠ホルモン・メラトニンの働きを助ける | 脳の覚醒物質を抑えて、生理的な眠気を強める | 睡眠ホルモン・メラトニン量を補うサプリメント | 副作用 | 翌朝に眠気をひきずることがある | 軽い頭痛・めまいなど(発症率10%) |
眠れなくて悩んでいるけれど睡眠薬の副作用が心配だという人は、体への影響が少ない商品を選びましょう。
睡眠に関わる体内物質をコントロールするため脳への影響が少なく、服用した翌日も不調を感じることなく過ごすことができます。 また、睡眠を助けるサプリメントもおすすめです。
睡眠薬の購入方法
睡眠薬は、医師による処方が必要な医療用医薬品です。
購入方法は、精神科や心療内科を受診するのが一般的ですが、海外で販売されている睡眠薬であれば処方箋なしで取り寄せることができます。
海外の睡眠薬を購入する際は、海外通販専門のサイトを利用します。
また、市販で買えるのは睡眠薬ではなく睡眠改善薬という分類の薬で、処方薬と比べて効果は弱まります。
病院処方 | 海外通販 | 市販 | |
買える睡眠薬の強さ | 中~強 | 中~強 | 弱~中 |
副作用のリスク | ある | ある | あまりない |
保険適用 | ○ | × | × |
病院処方
・不眠の症状について医師に相談したい
・自分に最適な睡眠薬を選んでもらいたい
・なるべく早めに睡眠薬を試してみたい
不眠の症状が長引いている、どんどん悪化していると感じたら、精神科や心療内科などを受診してみましょう。
内科やレディースクリニックでも睡眠薬を扱っている場合があります。
病院では、1人ひとりの症状や体質、どのように眠れるようになりたいかといった希望を踏まえて治療方針が決定されます。
最適な睡眠薬が選定されるだけでなく服用量や日数なども指示してもらえるので、安心して不眠治療を始められます。
処方のメリット | ・睡眠薬の飲み方やリスクについて説明を受けられる ・作用の強い睡眠薬も使える |
処方のデメリット | ・病院で知り合いに出会うかもしれない ・受診のたびに診察代、薬代、交通費などがかかる ・定期的に通院を続ける必要がある |
病院で処方される睡眠薬
睡眠薬は、精神活動に影響を与えやすい向精神薬に分類されている場合がほとんどです。
向精神薬は安全性を管理するために、一度の受診で30日分までしか処方されません。
・処方される睡眠薬
マイスリー
ハルシオン
アモバン
ルネスタ
レンドルミン
デパス
サイレース
ロゼレム
ベルソムラ など
海外通販
・誰にも知られずに睡眠薬を買いたい
・試してみたい睡眠薬がある
・睡眠薬は欲しいけど、病院へ行っているヒマはない
通院に抵抗がある人、通院する時間を確保することが難しい人は、海外通販を利用してみましょう。
海外で製造・販売されている睡眠薬を取り寄せることは、個人輸入という合法な手段です。 (厚生労働省-医薬品等の個人輸入について)
本来であれば病院でしか手に入らない睡眠薬も、海外通販であれば処方箋不要で購入できます。
ただし、向精神薬に分類されている薬は個人輸入が禁止されているため、海外通販では購入することができません。
海外通販のメリット | ・病院へ足を運ぶ手間なく、スマホで注文できる ・誰にも知られることなく睡眠薬を購入できる ・処方してもらなかった睡眠薬を試せる |
海外通販のデメリット | ・睡眠薬の用法、副作用などについて説明してくれる人がいない ・注文から到着までに2週間以上かかる |
海外通販で買える睡眠薬
向精神薬以外の睡眠薬であれば、処方箋が必要な睡眠薬でも海外通販で買うことができます。
ただし、海外通販で睡眠薬を購入し服用することは個人の責任で行なうのが個人輸入の決まりです。
安全に服用を続けられるよう、睡眠薬の選定はもちろん正しい飲み方や副作用のリスクなどについては購入者自身で調べておかなくてはいけません。
・通販できる睡眠薬
ルネスタ(ジェネリック)
ハイプロン
バスピン
ロゼレム
ベルソムラ
市販
・今日の夜、薬を飲んでみたい
・時々寝れないことがある
・できるだけ安全な薬を試してみたい
医師の処方が必要な睡眠薬は、通販や市販ができません。
楽天やAmazonなどの一般的な通販サイトやドラッグストアで販売されているのは、市販可能な睡眠改善薬です。
睡眠改善薬は効果よりも安全性が重視されているため、不眠に対する効果の感じ方は人それぞれ。
ぐっすり眠れたという人もいれば、普段と変わらず眠れなかったという場合もあります。
市販のメリット | ・空いた時間にすぐ買える ・通院する必要がない |
市販のデメリット | ・自分の不眠症状に合わない可能性がある |
市販で買える睡眠改善薬
睡眠改善薬の多くは、アレルギー薬や風邪薬に見られる眠くなる副作用を効果として作られています。
薬局やドラッグストアで販売されていますが、薬剤師や登録販売者がいなければ購入はできません。
・市販薬
ドリエル
ウット
リポスミン
ネオディ など
睡眠薬の種類と働き
睡眠薬は大きく4つのタイプに分類されていて、それぞれ不眠に対する働きや副作用の症状が異なります。
睡眠薬は不眠症のタイプや度合いによって使い分けますが、効果の強さや体への影響力によって購入できる場所が異なります。
分類 | ベンゾジアゼピン系 | 非ベンゾジアゼピン系 | オレキシン受容体拮抗薬 | メラトニン受容体作動薬 |
代表的な商品 | ||||
ハルシオン | ルネスタ(ジェネリック) | ベルソムラ | ロゼレム | |
作用の強さ | 強 | 中 | 中 | 弱 |
副作用リスク | 強 | 中 | 中 | 弱 |
病院処方 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
海外通販 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
市販 | × | × | × | × |
ベンゾジアゼピン系
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、神経伝達物質・GABAの働きを強めて脳をリラックスさせる効果があります。
過活動状態になっている脳が落ち着くため、寝つきがよくなるほか抗不安にも有効。
また筋弛緩作用もあり、心身ともに休ませることができます。
代表的な商品 | ハルシオン、レンドルミン、サイレース など |
働き | 脳の活動を抑えて眠気を起こす |
副作用 | ふらつき、頭痛、一時的な健忘 など |
非ベンゾジアゼピン系
非ベンゾジアゼピン系は、ベンゾジアゼピン系と同様にGABAの働きを促す薬です。
優れた睡眠効果を持ちながらベンゾジアゼピン系にある筋弛緩作用がないため、ふらつき・転倒といったリスクが軽減。
効果と安全性が高いことから、年配の患者にも用いられます。
代表的な商品 | マイスリー、アモバン、ルネスタ など |
働き | 脳の活動を抑えて眠気を起こす |
副作用 | 頭痛、一時的な健忘 など |
オレキシン受容体拮抗薬
オレキシン受容体拮抗薬は、脳の覚醒に作用する神経ペプチド・オレキシンの働きを妨げて睡眠を助けます。
オレキシンは、時間帯によって体内での生産量が変化します。
朝が近づくと生産量が増加して覚醒が促され、日が暮れると減少して体は睡眠モードへと切り替わります。
睡眠薬の服用によってオレキシンの活動量をコントロールし、体に備わっている睡眠作用を強めます。
代表的な商品 | ベルソムラ、デエビゴ |
働き | 脳の覚醒物質・オレキシンの働きを抑えて睡眠を促す |
副作用 | 眠気、頭痛、悪夢 など |
メラトニン受容体作動薬
メラトニン受容体作動薬は、睡眠ホルモン・メラトニンの受け皿を増やすことで自然な眠気を起こします。
メラトニンは、朝になると目が覚めて夜になると眠くなるという体内時計のリズム作りに欠かせない物質。
メラトニンの働きを活性化することで睡眠サイクルが整い、ごく自然に眠れるようになっていきます。
代表的な商品 | ロゼレム |
働き | 睡眠ホルモン・メラトニンの働きを助け、自然な眠りを起こす |
副作用 | 頭痛、倦怠感、眠気 など |
睡眠薬についてよくある質問
一番強い睡眠薬はどれですか?
睡眠薬にどのような効果を求めるかによって、強さの基準は異なります。
即効性重視であればマイスリーやハイプロン、作用時間の長さであればドラールやダルメート、筋弛緩作用や抗不安作用なども兼ね備えている点ではサイレースがあります。
睡眠薬は市販で売っていますか?
睡眠薬は医療用医薬品に分類されており、市販は認められていません。
一般用医薬品の睡眠改善薬(ドリエル、リポスミンなど)であれば、薬局やドラッグストアで購入できます。
睡眠薬を飲むとどんな副作用が出る?
睡眠薬の種類によりますが、主に作用による翌日の眠気や軽い頭痛などが起こりやすいとされています。
また、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系では、依存や耐性のリスクもあります。
そのため睡眠薬の服用は、必要最小限の量と期間に留めておきましょう。
睡眠薬をずっと飲んでいると効かなくなることはありますか?
ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の場合、長期に渡る服用によって耐性がつく可能性があります。
薬剤に体が慣れてしまうせいで従来の服用量では効果が出にくくなり、次第に服用量が増えていきます。
耐性がつかないよう睡眠薬の服用はできる限り短期間に抑えて、漫然と服用を続けないようにしましょう。
睡眠薬を飲んでも眠れない場合は?
睡眠薬が効かない場合は、選んだ薬が合っていない、もしくは不眠症以外の病気が原因である可能性があります。
まずは睡眠薬の種類を変更して様子を見ますが、それでも改善しない場合にはうつ病、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、脳梗塞などの危険性があります。
睡眠薬を服用しても眠れない場合には、医療機関を受診してみましょう。
睡眠薬は依存しそうで怖いです。安全な睡眠薬はどれですか?
現在使用されている睡眠薬は、正しい用量を短期間服用していれば依存することはありません。
ただし、服用が長引いたり用量が増えたりすると依存のリスクは高まります。
ベルソムラ、デエビゴ、ロゼレムは、長期服用でも依存性が極めて低いとされています。
妊娠してからうまく眠れません。妊婦にも飲める睡眠薬はある?
妊娠中に睡眠薬を服用すると成分が胎児へ移行するため、妊娠中の服薬は避けることが望ましいとされています。
ただし服薬が妊婦にとって良いと判断される場合もあるため、まずは不眠について医師へ相談してみましょう。
お酒を飲んだ後に睡眠薬も飲んでもいいですか?
飲酒時には睡眠薬を飲んではいけません。
睡眠薬とアルコールはどちらも肝臓で代謝されるため、同時に摂取すると代謝に異常をきたしてしまいます。
どちらの作用も強く現れ、ふらつき、記憶障害、呼吸の低下などの危険が高まります。