フォンクセラ（トリンテリックス）

フォンクセラは抗うつ剤・トリンテリックスの海外版です。
世界80ヵ国以上で抗うつ剤として承認されており、日本では2021年に認可が下りました。

1錠でセロトニンの再取り込み阻害作用とセロトニン受容体調節作用を発揮する、S-RIMという最新の抗うつ剤です。

フォンクセラの効果は服用後2〜4週間ほどで現れます。

成分の代謝スピードが緩やかなため、飲み始めの副作用や服用を中止する際の離脱症状が出にくいのが特徴です。

【効果】うつ病・うつ状態の改善
【有効成分】ボルチオキセチン

フォンクセラは、セロトニン再取り込み阻害作用とセロトニン受容体調節作用によりうつ状態やうつ病を改善します。

・セロトニン再取り込み阻害作用
脳内のセロトニン量を増やします。
通常、脳内に放出されたセロトニンは細胞内に再度取り込まれます。
セロトニン再取り込み阻害作用は、再取り込みを防いで脳内のセロトニン量を増加させて精神を安定させます。

・セロトニン受容体調節作用
セロトニンやノルアドレナリン、ドパミンなどの脳内伝達物質の量を増やします。
セロトニン1A受容体を刺激したり、セロトニン3受容体の働きを阻害したりと、さまざまなセロトニン受容体に作用。
脳内伝達物質の量を増加させてうつ状態を緩和します。

1日1回10mgを服用しますが、効き目が不十分な場合は1回最大20mgまで増量が可能です。
増量する際は、1週間以上の間隔を空けるようにしてください。

副作用に眠気やめまいが現れる場合は、就寝前の服用がおすすめです。

※効果・効能・使用法は商品情報を和訳したもの、および一般的な薬剤情報を参考にしています。
お悩み宅急便では、服用および使用について一切の責任を負いかねます。

24歳以下の服用では、自殺念慮や自殺企図のリスクが増加する傾向にあります。
十分に注意して服用してください。

服用後、眠気やめまいなどが現れる恐れがあるため、機械の操縦や車の運転、高所での作業は控えましょう。

突然服用を中止してしまうと、不安や興奮、頭痛といった離脱症状が現れる場合があります。
徐々に減薬を行うか医師の指示に従ってください。

上記のほかに常用薬や持病がある場合は、フォンクセラの服用開始前に医師にご相談ください。

フォンクセラの概要、効果、服用方法、副作用・併用禁忌薬の情報は、以下のサイトを参考に編集しています。

KEGG「医療用医薬品：トリンテリックス」
くすりのしおり「トリンテリックス錠20mg」
ボルチオキセチン - Wikipedia