エリスロマイシンTC

エリスロマイシンTCは、マクロライド系抗生物質の1つで16の菌種に適応があります。
淋病やクラミジアといった性感染症のほか、咽頭炎や副鼻腔炎、腸炎、中耳炎など35以上の細菌感染症の治療に用いられます。

【効果】細菌感染症の治療
【有効成分】エリスロマイシン

▼適応菌種
エリスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、赤痢菌、軟性下疳菌、百日咳菌、破傷風菌、ガス壊疽菌群、梅毒トレポネーマ、トラコーマクラミジア（クラミジア・トラコマティス）、マイコプラズマ属、赤痢アメーバ

エリスロマイシンは、細菌の繁殖を助けるタンパク質の合成を阻害して炎症や発熱などの症状を改善します。
細菌の増殖にはリボソームという器官でのタンパク質合成が欠かせませんが、エリスロマイシンはリボソームの働きを止めることでタンパク質の合成を阻害します。

年齢や症状により適宜増減してください。
※小児は、1日に体重1kgあたり25〜50mgを4〜6回に分けて服用してください。

※効果・効能・使用法は商品情報を和訳したもの、および一般的な薬剤情報を参考にしています。
お悩み宅急便では、服用および使用について一切の責任を負いかねます。

重篤な副作用として、血便と伴う重篤な大腸炎（偽膜性大腸炎）、心室頻拍、QT延長、ショック、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性腎障害、肝機能障害などが報告されています。
エリスロマイシンを服用後は体調の変化に留意し、異常が現れた場合には医師へ相談してください。

エリスロマイシンTCの概要、効果、服用方法、副作用・併用禁忌薬の情報は、以下のサイトを参考に編集しています。

KEGG「医療用医薬品：エリスロマイシン」
エリスロマイシン - Wikipedia