マーシロン

マーシロンは、デソゲストレル（黄体ホルモン）とエチニルエストラジオール（卵胞ホルモン）を配合した超低用量ピルです。

日本で処方されている低用量ピル・マーベロンと同じ種類のホルモンを配合していますが配合量は少なく、高い避妊効果はそのままに副作用リスクが軽減されています。

【効果】避妊、生理不順・月経困難症・PMSの改善
【有効成分】デソゲストレル、エチニルエストラジオール

黄体ホルモンと卵胞ホルモンを人工的に補うことでホルモンバランスを保つほか、排卵の抑制や子宮内膜の増殖抑制、子宮頚管粘液の粘度を高めるなどの効果が得られます。

・ホルモンバランスを保つ
ホルモンの大きな変動を抑えることで、月経前に起こりやすい気分の落ち込み・イライラなどの精神症状が緩和されます。

・排卵の抑制
排卵が起こらないので妊娠に至ることがありません。
また飲み忘れにより排卵が起きたとしても、頸管粘液の粘度が高まることで、精子の子宮内侵入を予防。2つの働きにより、妊娠を阻止します。

・子宮内膜増殖の抑制
経血のもとである子宮内膜が厚くならないので、経血量が減少。
経血を押し出すための子宮収縮も小さく済むので、月経痛が抑えられます。

・マーシロンの服用にタイミングの指定はありません。
飲み忘れない時間帯を自分で設定し、毎日の服用を続けてください。

・休薬期間またはプラセボ薬の服用期間に入ると、生理のような出血が起こります。
休薬期間、プラセボ薬の服用期間が過ぎて出血が続いていても、次のシートの服用を開始してください。

飲み忘れた場合

飲み忘れに気づいた時点ですぐに1錠を服用してください。
その後、通常通りの分も服用します。1日に2錠服用しても構いません。

12時間異常～数日飲み忘れた場合は妊娠の可能性があるため、以降7日間はコンドームを着用してください。

※効果・効能・使用法は商品情報を和訳したもの、および一般的な薬剤情報を参考にしています。
お悩み宅急便では、服用および使用について一切の責任を負いかねます。

重篤な副作用として、血栓症が報告されています。 むくみ、動悸、頭痛、視力障害などを生じた場合には、血栓症の恐れがあるため、すぐに医療機関へご相談ください。

併用禁忌

以下に当てはまる人はマーシロンを服用できません。

・マーシロンの成分にアレルギーがある
・子宮癌・乳癌・子宮頸癌にかかったことがある、または疑いがある
・診断の確定していない異常性器出血がある
・オムビタスビル水和物、パリタプレビル水和物、リトナビル配合剤を服用している
・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患のある方または以前血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患に罹ったことがある
・35歳以上で1日15本以上の喫煙習慣がある
・前兆症状（閃光暗点、星型閃光等）を伴う片頭痛がある
・肺高血圧症または心房細動を合併する心臓弁膜症、亜急性細菌性心内膜炎にかかったことがある
・糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等の血管病変を伴う糖尿病
・血栓性素因がある
・抗リン脂質抗体症候群
・手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内および長期間安静状態である
・肝腫瘍や重篤な肝障害がある
・脂質代謝異常
・高血圧
・耳硬化症
・重度のうつ病やうつ症状、既往歴がある ・妊娠中に黄疸、持続性瘙痒症または妊娠ヘルペスにかかったことがある
・妊婦または妊娠している可能性がある
・授乳中である
・骨成長が終了していない可能性がある（未成年）

他に、持病がある・服用中の薬やサプリメントがあるという人は、マーシロンの服用について医師や薬剤師へご相談ください。

マーシロンの概要、効果、服用方法、副作用・併用禁忌薬の情報は、以下のサイトを参考に編集しています。

Ethinylestradiol - Wikipedia
デソゲストレル - Wikipedia