ドロセティル（ヤスミンジェネリック）

ドロセティルは、黄体ホルモン・ドロスピノレンと卵胞ホルモン・エチニルストラジオールを配合したピル・ヤスミンのジェネリック医薬品です。
ピルの中では第四世代ともっとも新しいタイプで、従来のピルと比べて副作用が軽減されているのが特徴です。
また同成分のピルには、ヤーズやヤーズフレックスがありますが、ホルモンの含有量が異なります。

【ヤーズとの違い】
・ドロセティル
　ドロスピレノン3mg、エチニルエストラジオール0.03mg
・ヤーズ
　ドロスピレノン3mg、エチニルエストラジオール0.02mg

【効果】月経困難症の改善、避妊
【有効成分】ドロスピレノン、エチニルエストラジオール

ドロセティルには、黄体ホルモン・ドロスピレノンが脳下垂体に作用してホルモンの分泌を抑制する働きがあります。
ホルモンの分泌抑制により排卵が止まるほか、子宮内膜の成長が阻害されます。
子宮内膜には痛みの原因物質・プロスタグランジンが多く含まれていますが、子宮内膜の肥大が抑えられることで月経中の痛みが和らぎます。

避妊に用いる場合

避妊効果が現れるまでの期間は、ドロセティルの服用開始日によって異なります。

・生理初日に服用開始
　└ その日から避妊効果が得られます。
・生理日以外に服用開始
　└ 服用から8日後を目安に避妊効果が現れます。

ドロセティルは、一定の効果を保つために毎日同じ時間帯の服用が推奨されています。
生理開始日に服用を開始し、21日間連続で服用します。
その後7日間は休薬し、29日目からは新しいシートの服用を開始します。

・ドロセティルの服用開始日は、生理初日でなくても構いません。
生理が起きた後の最初の日曜日に服用を開始するサンデースタートという方法もあります。
休薬期間の出血が週末に被らないというメリットがあります。

休薬期間に消退出血が起こります

ドロセティルを服用しない休薬期間には、生理のような消退出血が起こります。
出血が止まっていなくても29日目に入ったら、次のシートの服用を開始してください。

飲み忘れた場合

飲み忘れに気づいた時点ですぐに前日分を服用し、通常の時間帯に当日分を服用してください。

2日以上飲み忘れた場合は服用を中止して、生理が来た時点で新しいシートの服用を開始します。

※効果・効能・使用法は商品情報を和訳したもの、および一般的な薬剤情報を参考にしています。
お悩み宅急便では、服用および使用について一切の責任を負いかねます。

重篤な副作用として血栓症が報告されています。
急激な息切れ、四肢の痛み・脱力、むくみ、頭痛などを生じた場合には、医師へご相談ください。

・乳がん、子宮がんである、または疑いがある
・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往歴がある
・重い腎障害または肝障害がある
・高血圧
・35歳以上で1日15本以上の喫煙習慣がある
・妊娠中または妊娠の可能性がある、授乳中
・血栓性素因がある
・前兆を伴う片頭痛がある

ドロセティルの概要、効果、服用方法、副作用・併用禁忌薬の情報は、以下のサイトを参考に編集しています。