ジオビルEM

ジオビルEMは、日本国内で処方されているツルバダ錠と同成分で作られている抗HIV薬です。

有効成分・エムトリシタビンとテノホビルが、HIV（エイズウイルス）の増殖を抑えて、免疫機能の低下を防ぎます。

【効果】HIV1感染症
【有効成分】エムトリシタビン、テノホビル

ジオビルEMには、HIV（エイズウイルス）の増殖に必要な逆転酵素を阻害する働きがあります。

HIVは免疫機能のあるリンパ球の一種・CD4陽性リンパ球を減らして免疫機能を低下させますが、ジオビルEMを服用するとHIVは増殖せず、免疫低下を防ぐことができます。

体調の維持を目的とした薬です

テンビルEMは、HIVを完全に除去する薬ではありません。
AIDSの発症や進行を遅らせ、健康に近い体調を維持することを目的としています。
HIVに対する阻害効果は服用中のみ発揮されるため、医師の指示通りに服用を続けてください。

・ジオビルEMは、1日1回1錠を服用してください。
・ジオビルEMは、他の抗HIV薬との併用が必要です。
・服用時刻に指定はありませんが、効果を一定に保つために毎日同じ時間帯での服用が推奨されています。
・飲み忘れた場合は、気づいた時点で1錠を服用してください。
　2回分まとめて服用することは禁止されているため、当日分の服用時刻が近い場合には前日分を飛ばして構いません。

※効果・効能・使用法は商品情報を和訳したもの、および一般的な薬剤情報を参考にしています。
お悩み宅急便では、服用および使用について一切の責任を負いかねます。

他にも、血中アミラーゼの増加、血中トリグリセリドの増加、CK増加、AST増加、好中球の減少、血尿などの副作用があります。

また重大な副作用として、腎不全、腎機能障害、膵炎、尿酸アシドーシス、肝腫大などを生じる恐れがあります。

ジオビルEMを服用後に体調の異変に気付いた場合は、服用を中止して医師へご相談ください。

併用禁忌

【併用注意薬】
ジダノシン、アタザナビル硫酸塩、ロピナビル、リトナビル、アシクロビル、バラシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、ダルナビル、レジパスビル、ソホスブビルなどを服用中の人は、ジオビルの服用について必ず医師へご相談ください。

ジオビルEMの概要、効果、服用方法、副作用・併用禁忌薬の情報は、以下のサイトを参考に編集しています。

KEGG「医療用医薬品：ツルバダ 」
Emtricitabine - Wikipedia
テノホビル - Wikipedia