オルミエントジェネリック

オルミエントジェネリックの有効成分・バルシチニブは2017年から日本での取り扱いが開始されています。
現在、炎症によって起こる4つの疾患の治療に使用できます。

特に円形脱毛症治療薬としては初めての内服薬であり、従来の治療薬では症状の改善が見られなかった円形脱毛症へ39％の改善率が確認されています。

日本ではオルミエントとして処方されています。

【効果】円形脱毛症・関節リウマチ・アトピー性皮膚炎・新型コロナウイルス感染症による肺炎の改善
【有効成分】バリシチニブ

オルミエントジェネリックは、炎症によって起こるアトピー性皮膚炎・関節リウマチ・円形脱毛症・新型コロナウイルス感染症による肺炎の症状を緩和します。

炎症は、サイトカイン（細胞を刺激する物質）が細胞に作用して免疫反応が活発になることで起こります。
オルミエントジェネリックはサイトカインが細胞に働きかける際に必要な酵素・JAK（ヤヌスキナーゼ）を阻害。
過剰な免疫反応を防いで炎症を抑えます。

【円形脱毛症、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎】

4mgで効果が現れた場合は、2mgに減量可能です。
また中等度の腎機能障害がある場合は、1日1回2mgを服用してください。

通常、アトピー性皮膚炎に対する服用では8週間、円形脱毛症に対する服用では36週間までに効果が現れます。
効果がない場合は投与を中止し、ほかの治療方法を検討するために医療機関を受診してください。

また、アトピー性皮膚炎の治療では、保湿外用剤の継続使用や症状に応じて抗炎症外用剤を併用してください。

【新型コロナウイルス感染症】

中等度の腎機能障害がある場合は、1日1回2mgを服用してください。
コロナの治療にはレムデシビルの併用が必要不可欠です。

※効果・効能・使用法は商品情報を和訳したもの、および一般的な薬剤情報を参考にしています。
お悩み宅急便では、服用および使用について一切の責任を負いかねます。

重大な副作用として、帯状疱疹や肺炎、静脈血栓塞栓症などが報告されています。

帯状疱疹：皮膚の痛みや違和感・かゆみなど
肺炎：咳、発熱、痰、悪寒、胸の痛みなど
静脈血栓塞栓症：むくみ・手足のしびれ・胸の痛みなど

上記の症状は各副作用の初期症状です。
これらの症状が現れた場合は、服用を中止して速やかに医療機関を受診してください。

上記のほかに持病や常用薬のある人は、オルミエントジェネリックを服用する前に医師にご相談ください。

KEGG「医療用医薬品：オルミエント」
くすりのしおり「オルミエント錠4mg」
バリシチニブ - Wikipedia