シルジョイ

シルジョイは、有効成分・シルデナフィルを配合したバイアグラのジェネリック医薬品です。

国内で処方されるバイアグラの成分含有量は最大50mgであるのに対し、シルジョイは国際規格の100mgが配合されています。
重度なEDや肥満体形によって通常の容量（25～50mg）では効果がなかったという人におすすめです。

【効果】勃起不全の改善
【有効成分】シルデナフィル

シルジョイは、勃起を阻害するPDE5の働きを抑えてスムーズな勃起を促します。

正常な勃起は、脳が感じた性的興奮がペニスへ伝わり、ペニス周辺の血管が拡張して血流が増えることで起こります。
しかし、PDE5が増えると、興奮の伝達が阻害されてしまい、勃起に必要な血流が起こりません。
その結果、ペニスが十分な硬さにならず中折れや勃起ができないといったEDの症状を引き起こしてしまうのです。

シルジョイは、PDE5の働きを阻害して血管拡張を促す作用により、力強い勃起や勃起状態を維持してEDの症状を改善します。

服用した人の72％がEDの改善を実感しています

国内でのシルデナフィルを使った臨床試験では、10回の性行為のうち1～3回だった勃起回数が、シルデナフィルの服用後には10回中5～7回まで増加しました。
シルデナフィルを服用しなかった時と比べて、72％のED改善率が認められています。

シルジョイは、服用から30分ほどで効き始め、1時間後に作用のピークを迎えます。
本来の勃起作用を発揮させるには、性行為の30～1時間前までに服用を済ませておきましょう。

シルジョイには、シルデナフィルが100mg配合されています。
これは国際規格の最大量で、日本ではシルデナフィルの一日あたりの最大摂取量は50mgまでとされています。

初めてシルジョイを服用する場合は、錠剤をピルカッターやハサミなどで分割してください。
4分の1で25mg、2分の1で50mgに分けることができます。

空腹時または食前に服用しましょう

シルジョイは、腸で吸収されます。
食後すぐに服用すると、食べ物が腸に残っているため吸収が阻害されてしまい、効果が出ない可能性があります。
そのため空腹時、または食前の服用が望ましく、食事のタイミングを考慮しなければなりません。
どうしても服用前に食事を摂る場合は、消化しやすくあっさりとした料理を腹八分目に留めておき、食後2時間以上経ってから服用しましょう。

グレープフルーツに注意しましょう

グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類は、副作用を増強させる作用があります。
シルジョイを服用する際は、グレープフルーツが入った食品を摂取しないように注意してください。
グレープフルーツ以外にも夏ミカンやパセリ、セロリなどにも注意が必要です。

飲酒はほどほどに

アルコールとシルジョイを一緒に摂取すると、相互作用で酔いが早くなるだけでなく副作用が出やすいというリスクがあります。
副作用のリスクを排除するためにも、服用の際はお酒を控えましょう。

※効果・効能・使用法は商品情報を和訳したもの、および一般的な薬剤情報を参考にしています。
お悩み宅急便では、服用および使用について一切の責任を負いかねます。

【副作用】
頭痛、顔のほてり、目の充血、動悸、鼻づまりなど

いずれも一時的な症状で、数時間で治まる場合がほとんどです。
頭痛や鼻づまりが気になる際は、市販の鎮痛剤や鼻炎薬を併用してください。

頻度はまれですが、性的興奮がない状態で4～6時間勃起が続くプリアピズム（持続勃起症）、視野が青っぽくなる視覚異常、急激に血圧が低下する低血圧症など、重篤な症状が現れる可能性があります。
体の異変を感じた場合は、服用をやめて医療機関を受診してください。

【併用禁忌薬】
※以下の薬を服用中の人は、シルジョイを服用できません
塩酸アミオダロン製剤、硝酸剤（ニトログリセリン、硝酸イソソルビドなど）、リオシグアト、sGC刺激剤

【服用禁止】
※当てはまる人はシルジョイの服用禁止
シルデナフィルにアレルギーがある、6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の発症歴がある、狭心症、原発性肺高血圧症、低血圧、高血圧、重度の肝機能障害、網膜色素変性症

【服用注意】
※当てはまる人は、服用前に医師または薬剤師に相談してください
高齢者、未成年、女性、陰茎に欠陥がある、鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病、出血性疾患または消化性潰瘍、肝障害、併用注意薬（リトナビル、ドキサゾシン、カルペリチドなど）を服用している

シルジョイの概要、効果、服用方法、副作用・併用禁忌薬の情報は、以下のサイトを参考に編集しています。

KEGG「医療用医薬品：バイアグラ」
くすりのしおり「バイアグラ錠50mg」
シルデナフィル - Wikipedia