症状別で選ぶ・おすすめのニキビ治療薬
ニキビは、思春期だけでなく大人になってからも起こる肌悩み。
顔にできたニキビは目立ちやすいうえ普段通りのメイクもできず、鏡を見るたびに落ち込んでしまうという人がいるかもしれません。
ニキビができる年代に関わらず、ニキビをキレイに治すために大切なのは1.早く治療を始めること、2.ニキビの重症度に応じた治療薬を使うことです。
できたばかりの白ニキビ・黒ニキビは塗り薬で治せますが、炎症を伴う赤ニキビ・黄ニキビになると飲み薬も必要です。 ▶ ニキビの症状について
塗り薬 | 飲み薬 | |||
こんな人におすすめ | できたばかりのニキビを早く治したい | ニキビが炎症を起こして痛い | ニキビで飲み薬を使うのは初めて | 処方の飲み薬を飲んでもすぐにニキビができてしまう |
代表的な商品 | ||||
エピデュオゲル | ベンザックジェル5% | クリンダマイシン | トレティヴァ | |
4,850円 (30g) |
3,990円 (60g) |
4,940円 (100錠) |
1,340円 (10錠) |
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特徴 | ニキビ減少率は82.7%! | ニキビの度合いを問わず使える | アクネ菌を殺菌する | 皮脂分泌や菌の繁殖を抑える |
注意点 | 皮膚がむけやすくなる | 下痢になりやすい | 胎児の奇形や流産のリスクあり |
☝ニキビ治療薬の併用パターンを確認!
ニキビの度合いによって、薬を併用した方が効果的な場合があります。
基本的に剤形が異なる薬の併用は問題ありませんが、同じ剤形では併用不可の場合も。
薬の併用に不安がある場合は、皮膚科で相談してみましょう。
〇 塗り薬 + 飲み薬 =OK!
× 飲み薬 + 飲み薬 = NG!
? 塗り薬 + 塗り薬 =医師に相談
ニキビ治療薬の購入方法
ニキビ治療薬は病院や市販などで購入できますが、購入場所によって買える治療薬の種類は異なります。
できたばかりのニキビであれば市販薬でケアできますが、重症化したニキビには処方薬が必要です。
しかし、ニキビの悩みを他人に相談したり肌を見せたりすることに、恥ずかしさやストレスを感じる人がいるかもしれません。
誰にも相談せずにニキビを治したいという人には、処方箋不要で治療薬が購入できる海外通販がおすすめです。
購入方法の選び方
・病院処方
└ 自分のニキビに最適な薬を教えて欲しい
・オンライン診療
└ 病院のニキビ治療薬が欲しいけど、わざわざ皮膚科へ行くのは面倒
・海外通販
└ 処方薬でも手に負えない…、海外の強いニキビ治療薬を試したい
・市販、楽天やAmazon
└ ニキビができてしまった!手元に薬がないのですぐに買いたい
病院処方
・頬全体にニキビができてどうすれば治るのか分からない
・ニキビ痕が残らない治療法を教えてもらいたい
・ニキビから膿が出てツライ…。きちんと効く薬を試したい
どんな市販薬を使ってもニキビが治らない、きれいに治したいという人は、皮膚科に相談してみましょう。
皮膚科ではニキビの重症度に応じて塗り薬や飲み薬を処方され、安全で効果的な治療が受けられます。
また、ニキビは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚疾患なので、治療には保険が使えます。
肌の専門家に診てもらいながら低価格で治療できるのは、病院ならではのメリットです。
病院処方のメリット | ・ニキビの度合いや体質に合った治療薬を選定してもらえる ・保険を使って治療できる |
病院処方のデメリット | ・ニキビの予防治療には保険が使えない |
皮膚科と美容皮膚科の違い
ニキビ治療を行う皮膚科は、一般的な皮膚科と美容に特化した皮膚科の2種類があります。
大きな違いは発生しているニキビを治すのか、ニキビの予防や痕の治療までトータルでケアするのかという点。
治療には保険が使えますが、症状が出ていない時点(予防・痕の改善)での施術には保険が使えません。
皮膚科 | 美容皮膚科 | |
目的 | ニキビの治療 | ニキビの治療・予防 ニキビ痕の改善 |
保険適用 | あり | 治療以外は自費診療 |
オンライン診療
・ニキビで皮膚科に行くなんて大げさな気がするけど、自力では治せそうにない
・いつかは皮膚科に相談したいけど、忙しくてつい後回しになってしまう
オンライン診療は、メールやテレビ電話などで問診を受けられる医療サービスです。
皮膚科に直接足を運ばなくても医師に相談できて処方薬をもらえるので、多忙で時間が取れない人や「ニキビくらいで病院に行くのも大げさかな」と受診に踏み切れていない人におすすめです。
また、生活圏内に良い皮膚科がないという場合にも、オンライン診療なら住んでいる場所に関わらず評判のクリニックを利用できます。
オンライン診療のメリット | ・好きな時間帯、場所で対面と同じ内容の診察が受けられる |
オンライン診療のデメリット | ・保険が使えず自費治療としている病院もある |
海外通販
・ニキビで悩んでいるなんて誰にも知られたくない
・皮膚科で処方してもらった薬を飲んでも、ニキビが治りづらく繰り返しやすい
海外通販で買えるのは、外国製のニキビ治療薬です。
海外製の治療薬を取り寄せることは、個人輸入といって厚生労働省に認められている安心・安全な方法。(厚生労働省ー医薬品等の個人輸入について)
利用の際に処方箋は必要なく、通院や受診などは一切なしで効果的な治療が行えます。
海外通販では日本で処方される薬と同じ有効成分の薬から日本未承認の薬までさまざまなニキビ治療薬が購入できるため、皮膚科に通っているけどニキビが治らない・繰り返しやすいという人は日本にはない薬を試してみるのがおすすめです。
海外通販のメリット | ・世界一強力と言われているニキビ治療薬(日本未承認)が買える ・飲み薬も塗り薬も自分で選んで自由に買える |
海外通販のデメリット | ・治療薬の使用・服用は自己責任で、医師からのアドバイスはもらえない ・薬を購入してから届くまでに2~3週間ほどかかる |
市販
・ニキビはたまにしかできないし、割とすぐに治る方だ
・ポツッとニキビができてしまった!すぐにケアしたい
マツキヨやウェルシアといったドラッグストアで買えるのは塗るタイプのニキビ治療薬で、でき始めのニキビ治療におすすめ。
ニキビの原因・アクネ菌を殺菌し、悪化を防いで治癒を早めます。
買い物のついでや仕事帰りなどに買える手軽さが市販薬のメリット。
ニキビができてしまったけど自宅に薬がないという時でも、すぐに薬を買ってひどくなる前に治療を始められます。
市販のメリット | ・ニキビの発生に気づいたら、すぐに薬を買いに行ける |
市販のデメリット | ・飲み薬は販売されていない |
楽天、Amazon
楽天やAmazonといった通販サイトで買えるニキビ治療薬は、市販薬と同じ商品です。
もしニキビができても日中の買い物が難しい人は、通販で塗り薬を買っておくといつでも対処できます。
住んでいる地域によっては注文の翌日に受け取れる場合もあるので、ニキビができたけど買い物に行くタイミングがないという人にもおすすめです。
ニキビ治療薬について
ニキビ治療薬には、塗り薬と飲み薬があります。
軽症のニキビだと塗り薬で治療できることがほとんどですが、難治性のニキビにもなると塗り薬と飲み薬を併用するケースも。
それぞれ成分や作用が異なるため、自身にあった薬を選択しましょう。
塗り薬 | 飲み薬 | ||||
代表的な商品 | |||||
アダフェリンジェル | ベンザックジェル5% | エピデュオゲル | クリンダマイシン | トレティヴァ | |
有効成分 | 過酸化ベンゾイル | アダパレン | 過酸化ベンゾイル+アダパレン | クリンダマイシン | イソトレチノイン |
ニキビの塗り薬
有効成分 | 過酸化ベンゾイル | アダパレン | 過酸化ベンゾイル + アダパレン |
代表的な商品 | ベンザックジェル5% | アダフェリンジェル | エピデュオゲル |
適しているニキビ症状 | 白~赤ニキビ | 白~黒ニキビ | 白~赤ニキビ |
作用 | 抗菌作用、角質改善 | 毛穴詰まりを改善 | 抗菌作用、毛穴詰まりの改善 |
注意 | 成分に対して過敏症の既往歴がある人は使用不可 | 妊婦・産婦・授乳婦は使用不可 | 赤みや乾燥などの副作用が強く出る |
ニキビの塗り薬は、1.過酸化ベンゾイル、または2.アダパレンのいずれかが処方されています。
それぞれ有効なニキビ症状が異なるため、自分のニキビについて十分理解した上で使用しましょう。
また、国内のクリニックでも処方されているエピデュオゲルも展開。
過酸化ベンゾイルとアダパレンの2つを配合した医薬品で、お悩み急便でも取り扱っています。
過酸化ベンゾイルの効果
過酸化ベンゾイルは、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌して、古い角層が剥がれやすくする成分です。
殺菌作用も持ちながらも、未だに耐性菌が発見されておらず、長期で使用をしても変わらない効果が得られる薬としても有名です。
2週間~3ヵ月ほど塗り続けることで、ニキビ治療の効果を実感できるようになります。
アダパレンの効果
アダパレンは、皮膚の角化細胞に働き、角層を薄くする作用がある成分です。
白~黒ニキビに有効で、継続して使用することでニキビのできづらい肌になります。
効果が出るまでに1~2ヵ月ほどかかるため、赤いニキビがある場合は、アダパレンではなく、クリンダマイシンのような抗菌薬との併用が推奨とされています。
症状が落ち着いた後も、ニキビ予防のために1年間使用するケースもあります。
配合剤の効果
配合剤には、過酸化ベンゾイルとアダパレンの2つの成分が含まれています。
抗菌作用を発揮しつつ、古い角層を剥がれやすくするという2つの作用が働くため、単剤使用よりも強力な効果が望めます。
ニキビの飲み薬
代表的な商品 | クリンダマイシン | トレティヴァ |
有効成分 | クリンダマイシン | イソトレチノイン |
薬の分類 | 抗生物質 | ビタミンA誘導体の経口薬 |
適しているニキビ症状 | 白~黄ニキビ | 難治性のニキビ |
作用 | 抗菌作用 | 毛穴詰まりを改善 |
注意 | 成分に対して過敏症の既往歴がある人は使用不可 | 妊婦・産婦・授乳婦は使用不可 |
飲み薬には、 1.クリンダマイシンと、2.イソトレチノインの2つがあります。
炎症を起こしたニキビはクリンダマイシンを使いますが、その中でもニキビを繰り返しやすい人や難治性のニキビで悩んでいる人にはイソトレチノインが有効です。
クリンダマイシンの抗菌作用によってニキビを改善し、イソトレチノインはビタミンA誘導体による毛穴詰まりの予防によってニキビを改善します。
まずは塗り薬やクリンダマイシンをためしてみて、ニキビが治らない・繰り返しやすい場合にはイソトレチノインの使用を検討しましょう。
クリンダマイシンの効果
クリンダマイシンは、細菌の増殖に必要なタンパク質の合成を抑制することによって、抗菌作用をもたらします。
抗菌作用が発揮されることによって、アクネ菌の増加を抑え、ニキビによる腫れや赤みを改善して新たなニキビが作られないように働きます。
当サイトでは、クリンダマイシンを配合する塗り薬も販売しています。
イソトレチノインの効果
イソトレチノインは、皮脂腺を縮小させて脂分泌を抑えます。
アクネ菌は皮脂腺に存在しているため、イソトレチノインの服用によって皮脂腺を小さくして菌の繁殖を抑制。
また皮脂分泌が抑えられることによって、毛穴の引き締め効果も得られます。
イソトレチノインは、塗り薬や抗生物質を使用しても治らない、難治性のニキビに有効です。
ニキビ治療薬についてよくある質問
オロナインはニキビに効きますか?
オロナインにはアクネ菌の増殖を抑えるクロルヘキシジングルコン酸塩液が含まれているため、クロルヘキシジングルコン酸塩液の殺菌作用(刺激)によってかえってニキビが悪化する可能性もあります。
ニキビにオロナインを使用して少しでも異変を感じたら、すぐに使用をやめてニキビ専用の治療薬を使う、または皮膚科を受診してください。
ニキビに抗生物質を使ったらどのくらいで治りますか?
炎症が治まるまでは数日~2週間ほどですが、3ヵ月ほどでかかる場合もあります。
抗生物質の服用は最大3ヵ月まで続けられるので、服用期間については医師と相談が必要です。
また、抗生物質の服用を続けて3ヵ月が経過した後は、塗り薬で維持療法を行うことがあります。
ニキビには、ディフェリンゲルとベピオゲルのどちらが効きますか?
白ニキビを改善したい人にはディフェリンゲルがおすすめですが、赤ニキビもある場合はベピオゲルが有効です。
また両方の成分を配合したエピデュオゲルは、ニキビに対する有効率が82.7%ともっとも高く、ニキビの症状を問わず使用できます。
ニキビの薬と化粧水ではどちらから先に使いますか?
ニキビの塗り薬は、洗顔後に化粧水や乳液で肌を保湿した後に塗布します。
しかし、塗り薬の種類によっては化粧水の前に使用する場合もあるため、不明な場合は医師に相談しましょう。
ニキビができたら、飲み薬と塗り薬のどちらを使えば良いですか?
ニキビ治療では、基本的には塗り薬を使用します。
しかし、塗り薬だけで改善が見られない場合は飲み薬に変更する、または塗り薬と飲み薬の併用を試してみます。
思春期ニキビと大人ニキビは何が違うんですか?
思春期ニキビは、10代の頃に起きる過剰な皮脂分泌が原因のニキビを言います。
大人ニキビは、20代以降に化粧品や古い角質が毛穴に詰まってできるニキビのこと。
原因や呼び方は違っても、毛穴のつまりが原因で起こる尋常性ざ瘡という皮膚疾患であることには変わりません。
ニキビ治療とニキビ痕の治療は違う?
ニキビ治療は起きている疾患に対して行う治療で処方される飲み薬や塗り薬には保険が使えます。
ニキビ痕の治療は美容医療に当たり、ピーリングやレーザーといった施術には保険が使えません。