不妊症治療におすすめの排卵誘発剤
不妊症かもしれないという不安を抱えていても、不妊治療を受ける勇気がないという女性は多いかもしれません。
もし、妊娠へ向けて積極的な治療を始めてみたいと考えているなら、排卵誘発剤の服用から試してみましょう。
排卵誘発剤は、月に一度の排卵を確実にして妊娠の成功率を高める薬です。
それでも効果がない場合には、ホルモン剤を併用する、またはホルモン剤への変更を検討してみてください。
ホルモンを補うことでより妊娠しやすい体作りを目指します。
ただし不妊の原因が分かっていない場合には、適切なホルモン剤が選べません。
排卵誘発剤で効果が得られなかった時には、勇気を出して婦人科を受診してみてください。
こんな人におすすめ | 不妊治療を受けたことがない | 排卵誘発剤は試したことがある | ||
種類 | 排卵誘発剤 | ホルモン剤 | ||
商品 | ||||
クロミッド | クロミッド・ジェネリック | カベルゴリン | プロベラ・ジェネリック | |
940円~ (1クール分) |
395円~ (1クール分) |
325円~ (1回分) |
52円~ (1回分) |
|
効果 | 排卵を促進 成熟卵ができやすい |
プロラクチンの過剰分泌を抑える | 黄体ホルモンを補う | |
副作用 | 子宮内膜が薄くなりやすい | 胃もたれ、吐き気 など | むくみ、吐き気 など |
排卵誘発剤とホルモン剤の併用について
ホルモン剤の種類によって排卵誘発剤とは併用できない場合があるので、併用したい時には事前確認を!
〇 排卵誘発剤 × カベルゴリン
└ 不妊の原因が高プロラクチン血症の場合
× 排卵誘発剤 × プロベラ ※どちらか1つずつ試す
└ 不妊の原因が黄体ホルモンの不足の場合
排卵誘発剤について
排卵誘発剤のなかでも、クロミッドは内服タイプで注射薬と比べて手軽に試せるのが特徴です。
不妊治療の初期段階から人工授精実施に至るまで広く用いられていて、国内臨床試験では44.9%の有効率が確認されています。(KEGG-クロミッド)
お悩み宅急便では、クロミッドのジェネリック医薬品を扱っています。
処方薬と同じ有効性・安全性でありながら、1クール分1,000円以下と気軽に挑戦しやすく続けやすい価格帯なのが大きなメリットです。
おすすめ度 | No.1 | No.2 | No.3 |
商品 | |||
商品名 | クロミッド | クロミッド・ジェネリック | コダカラン |
価格 | 1.880円 (10錠) |
1,580円 (20錠) |
790円 (10錠) |
口コミ評価 | 4.7 | 4.5 | 4.5 |
クロミッドの飲み方・副作用・注意
クロミッドは、女性だけでなく男性の不妊にも効果があります。
女性に対しては卵子の発育を促して排卵を起こりやすくし、男性に対しては精子や男性ホルモンの生成を促します。
それぞれ、女性ホルモンが増えることによる副作用リスクがあります。
持病や既往歴を十分に確認し、安全な場合にのみ服用してください。
飲む人 | 女性 | 男性 |
飲み方 | ・1クール目 ・2クール目以降(効果がなかった場合) |
1日1回1錠(50mg)を4~6ヵ月ほど服用する |
副作用 | 下腹部痛、腹部の張り、吐き気、頭痛、目のかすみ など | 女性化乳房、ざ瘡、脱毛、悪心、嘔吐、食欲不振など |
注意・禁忌 | 乳癌、子宮内膜癌、血栓症などの人は服用できません | 前立腺がん、血栓症の人は服用できません |
不妊治療に用いるホルモン剤
不妊治療においてまず試すのは排卵誘発剤ですが、それでも妊娠に至らない場合にはホルモン剤を試してみます。
ただし、自分に合ったホルモン剤を選ぶためには、不妊の原因がホルモン過多なのかホルモンの不足なのかを正しく把握しておきましょう。
不妊の原因 | 【ホルモンが多い】 高プロラクチン血症 |
【ホルモンが少ない】 黄体ホルモンの不足 |
商品 | ||
カベルゴリン | プロベラ・ジェネリック | |
適応症 | 排卵障害、月経不順 など | 月経異常、不妊症、流産症 など |
飲み方 | 週1回、就寝前に1回0.25mgを服用する | 1日2.5~1.5mgを1~3回に分けて服用する |
副作用 | 胃もたれ、吐き気 など | むくみ、吐き気 など |
排卵誘発剤との併用 | 可能 | 不可 |
排卵誘発剤・ホルモン剤の購入方法
排卵誘発剤やホルモン剤は医師の処方が必要な医療用医薬品なので、ドラッグストアのほか、楽天やAmazonといった通販サイトでは購入できません。
不妊治療を始めようと思ったら、1.病院、2.オンライン診療を受診する、または3.海外通販で治療薬を購入する方法があります。
処方箋が必要な医薬品であっても、海外製の治療薬なら通院や処方箋なしで購入可能です。
これは個人輸入と言い、厚生労働省が認めている方法なので安心して利用できます。(厚生労働省-医薬品等の個人輸入について)
分類 | 病院 | オンライン診療 | 海外通販 |
ココがおすすめ | 不妊の原因を調べて、適切な治療薬を処方してもらえる | 病院と同じ薬を通院せずに処方してもらえる | 他人に知られずに不妊治療を始められる |
手軽さ | 病院へ出向く必要あり | 自宅で問診を受けられる | 診察不要で不妊治療薬が買える |
プライバシー | ほかの患者と顔を合わせる | 顔を合わせるのは医師だけ | 誰とも会わず済む |
医師の診察 | あり | あり | なし |
治療費 | 薬代 検査費用 診察料 |
薬代 送料 診察料 |
薬代 送料 |
薬の受取にかかる日数 | 即日 | 即日~数日 | 2~3週間 |
病院
・不妊治療を検討中で、まずは相談してみたい
・避妊していないのに妊娠できない原因がわからない
・積極的な妊活を始めたいけど、何から試したら良いのか分からない
妊娠できない理由を知りたい、不妊症だと診断されたことがないという人は、早めに病院を受診してみてください。
不妊の原因が明確になることで、より効果的な治療を行えます。
不妊治療では2022年4月より保険適用になり、クロミッドは3割負担(1錠30円)で処方されます。(※不妊治療管理料、調剤料などは別途必要)
病院のメリット | ・不妊の原因を調べた上で治療を始められる ・治療薬の用法用量を詳しく指示してもらえる ・体調について不安なことを医師に直接相談できる |
病院のデメリット | ・注文から受け取りまで2~3週間ほどかかる ・治療薬や更年期障害について医師へ相談できない |
オンライン診療
・不妊治療について相談したいけど、婦人科へ行く勇気が出ない
オンライン診療では、メールやテレビ電話を活用した問診を行い、排卵誘発剤やホルモン剤の処方を行います。
病院へ足を運ばなくても相談できたり薬がもらえたりする点は、多忙な中で不妊治療を行う女性には非常に便利な方法。
また、「子供ができない」という悩みを他人に知られず治療に取り組めるのも大きなメリットです。
ただし、子宮や排卵の状態についての検査は行えないため、病院で直接治療を受けるのと比べて確実性は低下します。
オンライン診療のメリット | ・病院へ行かなくても医師に相談ができる ・医師以外の他人と顔を合わせる必要がない ・受診と比べて予約が取りやすい |
オンライン診療のデメリット | ・画面越しの受診なので、細かなニュアンスを伝えづらい ・検査が必要な場合には病院かなくてはいけない |
海外通販
・不妊治療に関心はあるけど、決定的な診断を受ける勇気がない
・不妊かは分からないけれど、妊娠の確率を上げられるなら試したい
・すでにクロミッドで3クール終了し、受診時に保険が使えない
海外通販では、海外で製造・販売されている治療薬が購入できます。
海外製の医薬品を取り寄せることは、個人輸入と言って法的に認められている方法。(厚生労働省-医薬品等の個人輸入について)
日本の保険は適用外ですが、格安のジェネリック医薬品が展開されているの医療費を節約しながら不妊治療が続けられます。
海外通販のメリット | ・診察を受けずに治療薬を買える ・交通費や診察費といった余分な費用がかからない |
海外通販のデメリット | ・注文から受け取りまで2~3週間ほどかかる ・治療薬の用法用量や不妊症について医師へ相談できない |
不妊症の治療についてよくある質問
不妊治療には何年かかりますか?
不妊治療を始めてから妊娠するまでの期間は、3ヵ月から2年以上と個人差があります。
女性が妊娠できるチャンスは月に一度だけなので、治療期間は長くなりやすい点はあらかじめ頭に入れておきましょう。
また、治療を始める前の不妊検査でも1~3ヵ月ほどかかります。
不妊治療が自費になるといくらかかりますか?
厚生労働省が2020年に行った「不妊治療の実態に関する調査研究」によると、人工授精の費用は1回およそ3万円、体外受精の場合はおよそ50万円ほどかかります。
保険の適用範囲は年齢や治療回数によって異なります。(不妊治療の保険適用について‐厚生労働省)
排卵誘発剤を使ったら妊娠する確率はどのくらいですか?
排卵誘発剤(クロミッド)を使用すると、妊娠率は1周期あたりの4~8%ほど上昇します。
6ヵ月の累計では60~70%まで上がります。
不妊治療は何歳になったらやめるべきでしょうか。
女性が妊娠できる確率は年齢を重ねるごとに低下していくため、不妊治療をやめる年齢の目安は40~45歳だと言われています。
レトロゾールとクロミッドどちらがいい?
レトロゾールとクロミッドは、どちらも排卵を促す薬です。
不妊の原因が分からない女性の場合は、どちらを服用しても効果に大きな違いはありません。
ただし、多のう胞性卵巣(POCS)を患っている人の場合は、クロミッドよりレトロゾールの方が高い効果が期待できます。
クロミッドを飲むと着床しにくくなりますか?
クロミッドには、頸管粘液が減少する・子宮内膜が薄くなるといった副作用があります。
そのため排卵できても、精子が子宮内に入りづらく受精に至らなかったり、受精できても着床できなかったりする可能性が高くなります。
すぐに妊娠できる人の特徴はありますか?
年齢は35歳以下、月経が規則正しく、経血量が多過ぎる・少な過ぎることがないことなどが、妊娠しやすい人の特徴です。
また妊娠しやすい体作りに必要な要素として、1.ストレスを溜めない、2.体を冷やさない、3.バランスの良い食事を摂る、4.飲酒や喫煙を避けるなどが挙げられます。